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タイヤまわりの消耗品

ブレーキ・フルード

正常な働き

ブレーキ・ペダルを踏んだ力はブレーキ・フルード(液体)を介してブレーキ・キャリパやホイール・シリンダに伝えられ、ブレーキを作動させています。

新品です

こうなる前に交換

交換の必要性

ブレーキ・フルードは使用しているとマスタ・シリンダのリザーバ・タンクから空気中の水分を自然に吸収し、劣化していきます。
交換の目安
使用年数を勘案して交換しましょう。

交換を怠ると

ブレーキ・フルードが劣化したまま使用を続けると、ブレーキを多用したときにブレーキ・フルードが沸騰したような状態になり、気泡が発生し、ブレーキ踏力が伝わりにくくなり、ブレーキの効きが悪くなります。

最悪の場合

ブレーキの効きが悪いと、本来回避できる事故も回避できなくなり、大変危険です。
事故を起こしてしまうと、整備費用が掛かるばかりでなく、他の人に迷惑を掛けることにもなります。


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ブレーキ・パッド

正常な働き

ディスク・ブレーキはブレーキ・パッドで円盤状のディスク・ロータを挟み込むことによる摩擦力によって車を停止させています。
ブレーキ・パッドは摩擦材、ディスク・ロータは金属を使用しているので、ブレーキ・パッドの方が早く磨耗します。

新品です

こうなる前に交換

交換の必要性

ブレーキ・パッドの摩擦材はブレーキを使用する度に、消しゴムのように少しづつすり減っていき、使用限度になると、ブレーキからキーキー音がします。
交換の目安
定期点検時に残量を確認し、少なければ交換が必要です。

交換を怠ると

ブレーキ・パッドの摩擦材が磨耗して無くなってしまうと、ブレーキ・パッドの金属部分とディスク・ロータに損傷を与えてしまいます。
またブレーキの効きも不安定になり、非常に危険です。

最悪の場合

ディスク・ロータが損傷すると、交換が必要になるばかりか、ディスク・キャリパにも損傷を与える可能性があり、その結果、制動力の低下による事故を引き起こす原因となります。


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ブレーキ・シュー(ブレーキ・ライニング)

正常な働き

ドラム・ブレーキはブレーキ・ライニングをブレーキ・ドラムに押し付けることによる摩擦力によって車を停止させています。
ブレーキ・ライニングは摩擦材、ブレーキドラムは金属を使用しているので、ブレーキ・ライニングの方が早く磨耗します。

新品です

こうなる前に交換

交換の必要性

ブレーキ・ライニングはブレーキを使用する度に、消しゴムのように少しづつすり減っていきます。
交換の目安
定期点検時に残量を確認し少なければ交換が必要です。

交換を怠ると

ブレーキ・ライニングが磨耗して無くなってしまうと、ブレーキ・シューの金属部分とブレーキ・ドラムが直接接触して、ブレーキ・ドラムに損傷を与えてしまいます。このような状態では、ブレーキの効きも不安定になり、非常に危険です。

最悪の場合

ブレーキ・ドラムが損傷すると、交換が必要になるばかりか、ホイール・シリンダにも損傷を与える可能性があり、その結果、制動力の低下による事故を引き起こす原因となります。


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ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツ

正常な働き

ドライブ・シャフトはトランスミッションやディファレンシャルからの動力をタイヤに伝える役目をしています。
ドライブ・シャフトのジョイント部には、回転を円滑にするためにベアリングが用いられており、これを潤滑にするためにグリースが充填されています。それらを路面などの異物(ホコリ、石、水等)から守るために、ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツで包んで保護しています。

新品です

こうなる前に交換

交換の必要性

ドライブ・シャフト・ダスト・ブーツはゴム製で、ハンドルを切ることにより伸縮を繰り返し、また路面等からの異物(ホコリ、石、水等)に常にさらされ劣化し、ひび割れ等が発生してきます。
交換の目安
定期点検時に亀裂、ひび割れやグリース漏れの有無を点検し、異常があれば交換しましょう。

交換を怠ると

ドライブ・シャフトのジョイント(ベアリング)に異物(ホコリ、石、水等)がドライブシャフトのジョイント部に入り、ベアリングに損傷を与えてしまいます。

最悪の場合

ドライブ・シャフトのジョイント(ベアリング)に異物(ホコリ、石、水等)が入るとベアリングを分解・整備したり、ドライブ・シャフトごと交換する必要があり、多大な出費につながります。


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タイヤ

正常な働き

自動車の中でタイヤだけが直接路面と接していて、走行、かじ取り等多くの機能を持っています。特にタイヤの溝は雨天走行時等にタイヤと路面の間にある水をその溝から排出し、タイヤと路面をしっかり接触させる働きがあります。

新品です

こうなる前に交換

交換の必要性

タイヤは走行しているうちに磨耗します。
交換の目安
スリップサインがあらわれたら即交換が必要です。(タイヤの残り溝が1.6mm以下の場合)また、偏磨耗やタイヤに大きな亀裂、損傷がある場合は、タイヤの溝の有無にかかわらず交換が必要です。

交換を怠ると

タイヤの溝が少ない状態で、走行すると、雨天時等は特にスリップしやすくなり、操縦安定性やブレーキの効きが悪くなり非常に危険です。

最悪の場合

タイヤの残り溝が1.6mm未満の場合、整備不良車になりますので、タイヤを交換しなくてはなりません。また、スリップ等で事故を起こしてしまうと、整備費用が掛かるばかりでなく、他の人に迷惑をかけることにもなります。


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