HOME > 国土交通省モデル事業『エンジョイ・カーメカニック2025』を実施しました

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本年7月28日(月)から9月7日(日)の間で13回、高校生を対象とした仕事体験事業『エンジョイ・カーメカニック2025』を実施しました。

 

高校生が、地域の整備工場において自動車整備士の仕事を体験することによって自動車整備士の魅力を深く知り、将来の選択肢の一つとして自動車整備士を考えることに繋がるように…というのが目的です。

昨年度は、静岡県と沖縄県で初めて実施したこの事業。今年は四国に白羽の矢が当たり、愛媛でも実施する運びとなりました。

 

当初は、打ち合わせから募集開始までの時間があまり無いようにも見えましたが、運営事務局さんの手厚いサポートのおかげもあり、あれよあれよという間に準備は整いました。

 

↓↓ 募集チラシ ↓↓

 

今回は、夏休みが始まってからお盆までの10回と、二学期が始まってからの土日で4回を予定。

振興会からプレゼントしているいつもの記念品に加え、国の補助金を活用して小さな工具セット、作業服、作業靴を、参加特典としてプレゼントしました。

 

 

(実施風景の一部を掲載)

オイル交換

バッテリーの点検

タイヤの空気圧点検。 シルエットがカッコイイネ!

大型車のデフオイル交換。大型車の下に潜り込んでレアな体験。

プラグを清掃してからの、プラグギャップの点検。

スキャンツールを使った点検①

スキャンツールを使った点検②

タイヤチェンジャーを使ったタイヤ交換作業。

ホイールバランサを使って、バランスの調整。(注:タイヤ交換とは別の事業場です。)

体験を修了すると、このような参加証明書が授与されます。

参加証明書の授与

 

《参加者の声を一部抜粋》

〇一層、クルマに対する興味が湧いた。知識が増えた。(4件)

〇体験を通じて、自動車整備士が進路の対象となった。(2件)

〇様々な作業を体験させてもらえて楽しかった。(3件)

〇最初に持っていたイメージと、かなり違っていて驚いた。

〇車の点検項目一つ一つに規定値があることが興味深かった。

〇自分が将来やりたいと思っている仕事を体験することができて、とても良い経験になった。

〇プロの整備士は、工場内でスムーズに動いているのがカッコ良く見えた。

〇想像以上に作業内容の種類が多く、大変そうに見えた。(2件)

〇責任感のある仕事と感じた。(2件)

 

《事務局の感想》

〇従前から職場体験の受け入れを会員の皆さんに呼びかけて実施していましたが、今回のように生徒たちに多くの記念品を提供することはありませんでした。体操服等で参加する生徒が多く、オイル等で服を汚す恐れがあることから対策を求める声もありましたが、今回は補助金を活用することにより作業服、作業靴及び帽子を提供することができ、より清潔に、より安全に取り組むことができました。

 

〇クルマを保有する親御さんでもなかなか見ることが無い作業の現場を、生徒達は見て、触れて、実際に作業を体験することができて、クルマは言うまでもなく自動車整備士の仕事に対しても深く興味を持てた事と思います。

 

《今後の課題》

〇高校が授業の一環で実施するインターンシップの時期と合わなかったこともあってか、目標としていた定員の半数ほどしかエントリーがありませんでした。(定員30人に対し、応募16名)

将来の進路(希望する職業)が固まってくる(固まっている)高校生を対象に自動車整備のインターンシップを実施しても、「クルマ」というワードが出てこない(クルマに興味を示さない)生徒が多いため、エントリーが少なかったのかと分析しています。

例年実施している職場体験では、中学校からの依頼が半数以上を占める年もあることから、次年度も同様の事業を実施できるのであれば、対象を「中高生」に拡大して事業を実施できないか検討しています。

 

 

ご協力いただきました会員の皆様、お忙しい中、大変お世話になりました。この場をお借りしまして、お礼申し上げます。